赤坂に住む隊の旅記録

六本木ヒルズで働くIT夫と大手町で働く弁護士妻の旅記録です。

ヨーロッパ13ヶ国 2週間の旅を振り返ってみる


お久しぶりです。僕です。


ヨーロッパ旅終了


ヨーロッパ旅を終えてから早一年、つまり帰国してからもう1年が経とうとしてる事に気づき、
愕然としている今日この頃です。このblogは、前回のEU旅初日のエントリを書いて以来まさかの更新なく・・・
こんな尻切れトンボ、竜頭蛇尾状態でいいのか…? と自問自答した結果、心の底から奮い立つものがあり
今回筆を執った、というかタイピングしてる次第であります。


とは言ったものの、
流石に今から旅日記全部書くのは正直しんどい、というかあまり覚えてない。だって行ったの1年前だもの。
…ということで、2日目以降の日記はオミットして、いきなり まとめエントリ を書いてみることにした。
NAVERまとめ」 が腰抜かす位まとめてみるつもりなのでよろしく。


気が向いたら2日目以降も書きますよ。マジでね! オレウソツカナイ・・






では、先ず旅のルートから。





旅のルート(予定)



View Larger Map


5,362 km, 2 days 11 hours
Est. fuel cost: €632.42




バルセロナ から ミュンヘン まで 「13ヶ国」 を巡るルート。
総行程 「5000キロオーバー」、日本縦断往復するのと同じ位です。
旅程 「2週間」 という事を考えればかなり高密度というか無謀と思えるルートではないでしょうか。
この移動だけで 「2日と11時間」 かかるみたいですし、日本との往復でもさらに1日はかかる訳ですから。
でもそれが出来ちゃうのがヨーロッパ。ヨーロッパ舐めてる訳じゃないけど無問題です。


それにしてもGoogle先生素晴らしいですね。
適当に行きたい場所をプロットして、それを効率よく結んだ素案を作り、
日本にいる今回の旅友KazakenとメッセやらTwitterやらしながらお互いの行きたい所・興味ない所を
加えたり消したりしながら最終的に出来たのがこのルート。完成したのは出発直前です。
当初は南仏行ってイタリアほぼスルーでスイスへ抜ける予定だったんだけど、
フェルクリンゲン製鉄所に行きたいとか、スイスは南北に移動した方がいいとかでこんな変な感じになりました。
もちろん実際に行ったルートはちょっと違うけどね。当日アジャストしながら進みましたので。
南仏はまたの機会に行く。後、東欧も。





実際訪れた国


計 13ヶ国


実際は違うと言っても概ね同じ。13ヶ国周遊は死守しました。
サン・マリノに行くのをやめたけど、アンドラでそれを補った感じ。
都市でいうと20都市くらいかな。ちゃんと覚えてないけど。だって行ったの1年前だもの。
記憶に残ってるのはチューリッヒをスルーしたこと。
ドイツ鉄道で カリーヴルスト 食べながら Beck's 飲んでたら、酔いすぎて降りる駅間違えて・・
てか、 Basel って名前の駅がドイツ側とスイス側両方にあって超解りづらいんですよ、奥さん。
これ以降、スケジュールきつくて街を飛ばす事を 「チューリッヒ作戦」 と呼んでた。
といってもほとんど発動しなかったけどね。






重要アイテム


今回は初の鉄道旅ということで、今までにはない下記2つの特殊アイテムを携えて挑んだんです。
ヨーロッパ鉄道旅のマストアイテムですので、ここで紹介しますよ、と。

ユーレイルパス


ヨーロッパ鉄道のフリーパス。
料金的なお得はもとより、毎回切符を購入しなくていいというのが便利すぎるので必須!
一口にユーレイルパスといっても多々種類があって使用出来る国や期間で料金が変わってきます。
なので先ずは各々の旅のスタイルにあったパスを選ぶところからスタート。
19時以降の使用開始だと翌日からカウントされるとか、寝台は別途料金が必要になったりとか、
細かいルールもあって、パスを組み合わせて買うと安くなったりと色々コツがあるようだけど、
めんどいんで結局はユーレイル加盟国全ての国鉄に乗れるグローバルパスにした。


" Eurail Global Pass Saver 1st Class - 15 Days Continuous " ってやつ。


てか2週間以内で5ヶ国以上周るならこれ一択だと思います。
購入方法も色々あり、自分は下記 "Rail Europe" ってサイトから。


http://www.raileurope.com


日本からのアクセスだと日本専用サイトにリダイレクトされますが、
アメリカで購入したので、値段は $550 だった。結構お得だと思う。
2人だったから Saver Pass っていう割引のパスが購入出来たし。
只、Saverだと別行動してパスを使うことが出来ないんだったっけかな。
あまり覚えてないけど。だって行ったの1年前だもの。



トーマス・クック


Thomas Cook European Rail Timetable Summer 2010 (Thomas Cook Rail Guides)

Thomas Cook European Rail Timetable Summer 2010 (Thomas Cook Rail Guides)


ヨーロッパ鉄道の時刻表。
時間に余裕のあるだらだらバックパッカーでない限りこいつの存在感は計り知れないだろう。
こいつなくして、今回の旅は完遂出来なかったと言っても過言ではなく、
こいつ知らずしては、ヨーロッパ鉄道旅を口にすることすらはばかられる。
クリスチャンにとってのバイブル、ムスリムにとってのコーラン
ジャイアント馬場にとっての赤パンツのような存在である。


今クックと言ったら、先般iPhone4Sをローンチイベントで頑張ってプレゼン成功させたのに、
次の日にスティーブが死去して、 "iPhone 4SiPhone for Steve " だ! なんて言われてる
悲しいApple のニューCEO 「ティム・クック」 だろうけど、
俺の中では今でも トーマス・クック 只一人。旅中はトーマスに足を向けて寝られませんでしたもの。
ビバ! トーマス! あ、いや、呼び捨てにしちゃってすみません! 取り消します!
これからは尊敬と畏怖の念から トーマス・クック先生 と、 もとい、
昨今中国人が蒼井そらを崇拝して呼ぶように 「トーマス・クック老師」 と呼ばせて頂きたいっ。
これが2000円弱で買えるなんて流石我らが老師!
なんなら3000円でも払うし、4000円でもいとわない、
5000円って言われたら 「調子に乗るなよ、トム」 とたしなめる電話を入れるレベルである。




以上、この2つさえあれば今すぐにでもヨーロッパ旅出来るくらいの代物。 「何も足さない。何も引かない。」
…とまで言えるのは流石にサントリーシングルモルトウイスキーザキヤマ」 くらいのもので、実際には、
Kazakenが初日に盗られた 「お金」俺が2日目に失った 「クレジットカード&キャッシュカード」
等はもちろん必要なのであしからず。。 お金やカードも等しく尊い





旅程表


http://bit.ly/EUT10i2S


上記ルートとトーマス老師を用いて作成した旅程表です。
ここでも流石のGoogle先生Google docs 同時編集しながらチャットまで出来る。
日本と米から打ち合わせしながら日々せこせこ作成。Googleはいつだって優しく、そして暖かい。
よくこんな細かく作るなー」 と思うかも知れないけど、ここまでしないと2週間で13ヶ国周って、
かつ観光も手抜きなし!というのは不可能。ミース・ファン・デル・ローエも仰った通り 『神は細部に宿る』 。
ココ重要です。テストに出ますよ。 電車だってそんな本数多くないからね。
移動で失敗して何処か諦めるということは避けたい。当日ハプニングがあって逃すならOKですけど。
そこは謹んで受け入れよう。がっ、準備は肝要。準備なき失敗は猛省……! 圧倒的猛省…っ!
て、ついカイジ風になりかけたけど、ある意味これ作ってる時が一番面白かったりして、
これをツアー会社に丸投げとかありえないですよ。 「旅は出発前に8割終わっている」 と言ってもいいくらいで。
まぁ、この辺の話は人それぞれ、賛否両論なのでこれ以上は掘り下げませんが。
旅・旅行・バカンスと、これら単語の持つニュアンスがそれぞれ違うようなものです。




で、ここまで作っても全然完璧じゃなくて…
スロヴェニアリュブリャナなんて朝2時に着いて8時発とかなってるし。何するの? バカなの?
下手したら凍死するんじゃないかと。てか実際するかと思った…。マヂで。(実際には5:45の電車で脱出)
"Slovenia" の中には "love" がある」 とはよく言ったものだけど、なかったよ? 微塵も。笑
ま、そういう危険に備える為にその日の最高/最低気温を調べて右側に入れてある。
後、朝陽/夕陽が見たいから、というか写真撮る為に日の出/日の入り時間も。実は意外とマメなのです。
スケジュールで最後まで難航したのはウィーン周りかな。結局ウィーン観光をかなり削ぎ落して解決。
確かスロバキアに抜けるドナウ川のフェリーが冬季は土日しかやってなくて、それに合わせる為だったと思う。
電車で行けばいいんだけど、どーしてもフェリー乗りたかったから… 観光よりも移動を優先させたバカな例でございます。。





旅の記録


今回は久々に都市を巡る旅でしたので、今までにない下記2つのツールを使って旅のログをとってたんです。
ヨーロッパ鉄道旅のマストアイテムでは全くないけど、ここで紹介しますよ、と。

Twitter


最近全くblogを更新しなくなった原因の半分はこの Twitter のせいでありまして、
残りの半分は、まあ、強いて言うなら・・・  俺かな。百歩譲って。
って言うと、すぐ怠惰的なものを連想されがちなんだけど、
そういう色眼鏡をかけて安直に人を判断するのはやめて頂きたくて…
そうじゃなくて、ほら、年齢的にもおセンチになる年頃だし(アラサー世代)、
そんな心の機微に起因するものなので、そっとしておいて欲しい。
JuSKEさんにも色々あるんだよ。


閑話休題、つまりこの諸悪の根源 Twitter の何が悪いかというと、
一言で言うと、 「blog書きたい欲の放出」 です。
日々溜まるアウトプットしたい感情を小出しする事でMAXになる前に消してしまう。
溜まる前に出す。なんとも心地よいフレーズだが、それがプラスに作用しないのがblog。


が、そこは逆転の発想。


旅中のTweetを集めればblogになるんじゃね?


ということで、下記ページに纏めました。というか、こうなることを予見して、
旅中は #EUT10 というハッシュタグを付けてTweetしていたので、なんなく一覧に出来た。
これをザザッとスキムすれば上記スケジュールをどんな感じに遂行したか、
どんなトラブルがあって、どう乗り越え、何を見て、何に心躍ったか・・
あたかも自分がヨーロッパを旅してる気持ちになることうけあい。
というのは流石に言い過ぎです。すみません。


http://twilog.org/juske/hashtags-EUT10



Fitbit

"Fitbit" とはアメリカで登場した小型の身体装着用デバイスで、
歩数、移動距離、消費カロリー、運動強度、睡眠時間、睡眠状態等、日々の健康状態を記録し、
さらにそのデータを自動的に無線でPCを通じてWebにUPして管理するという、
なんともいかした 「ソーシャルガジェット」 だ。


この旅でももちろん24時間装着し、データを取得し続けた。何故かというと、
ほら、旅ってやたら歩くし、疲労困憊するじゃない? で、それが一体どれくらいしんどいの?
ってのを数値で見てみたいから。見てみたいよね?


てことで自分のデータは下記ページで確認出来ます。
http://www.fitbit.com/user/22B58T


と言っても多分誰も見ないと思うので、サマライズしますと、
一日大体 2万〜3万歩、距離だと10〜20Km くらい歩いていたようだ。
バルセロナで夜通し活動して、そのまま次の日も観光した時と、
ヴェネツィアで歩きまくって、そのままリュブリャナで夜を明かした時は、
4万歩超えの約30km」 という結果でした。そりゃ疲れるわ。やはり徹夜はしんどいって事だね。。
睡眠に関して言うと、概ね良好。平均7時間位寝て睡眠効率も100%に近い。
只、夜行の時はこれが90%位まで下がり、途中で30回位目を覚ましてるみたい。。
就寝時間が夕方になってるけど、これはTIMEZONEの設定を変えなかった為に起きたズレです。。




fitbit





写真


写真を貼っちゃうぜ!

友人と


これまでの文章だと、どれだけ弾丸で旅を出来るかという所に重きを置いているようだけど、
そうではなくて、観光もしっかり、そして今回はもう少しローカルとも触れ合おうという事で、
友人達のもとを訪れて周りました。ついでに観光案内お願いしちゃいました。



  • パリ

w/ Mariam & Melissa


左は日本人とのハーフ、マギャンム。スシスン好き。好きな日本語は「死にたいのか
(フランス語を忠実にカタカナにしてみた。フランス語の "R" の発音はありえない。。)
丸一日パリ中を観光スポットから学校とかまで色々案内してもらった。フランス語発音講座とかも。笑
ユニクロの写真撮ってたら怒られたね。撮るのはそれじゃないだろう、と。全くです。生きたいです。


真ん中メリッサは 負傷したKazaken の為に絆創膏を持ってきてくれた。マジメルシー。メリッサメルシー。
皆が食べられないくらい 「ツイキーなオイニーのチーズ」 をやめられない止まらない感じで貪るチーズフリーク。
今度 じゃがりこチーズ味 でもプレゼントしようかと思う。



w/ Maltina


w/ Silvia & Sabrina


ヴェネツィアはこの旅最終地のミュンヘンを除いて一番長く滞在したので(といっても1日)、3人会いました。
皆、頭脳明晰・明朗・活発。友人をホストするのが好きなようで、ピザ奢って貰ったり、
バーでイタリア語教えて貰ったり。 「乾杯!」 は 「チンチン!」 とかね、
場末の酒場の向かう終着点はいつだってシモの話でしか有り得ない、と改めて思い知らされました…
というのは嘘で、かなり大真面目、知性と知性をぶつけ合う高尚なトークがそこにはありましたよ。
上のマルティナは今度日本来るようなので、お返しに案内してあげようかと。
下左のシルビアは人に勇気を与え、元気づける、アンパンマンは君さ、ヘイ・ユー!



w/ Zsofi


なんちゃってアンジェラ・アキ
時間の関係上、夜のブダペストを駆け足で案内してもらった。これ慣用的な表現じゃなくてね。
マジ速かったんだって。観光してるんだか運動会してるんだか解らなかったし。ぶっちぎられるかと思ったもん。
そんな彼女を尊敬の念を込めて心の中でこう呼んだよ、 「高速の戦士」 と。 私を連れて真実へ導いてよ yeah �
日本語勉強してるようなので、バーキンで日記チェックしてあげた。後、lang-8教えてあげた。



w/ コスプレガール


w/ ブライド


w/ コリアンズ


ミュンヘンにも一人友人がいたんだけど、大人の事情で会えなかった。
が、しかしここはビールの街 ミュンヘン! 一足先にKazakenも日本に帰ってしまったので、
ビアホールで出会った コスプレオーストリアンガールズ や Bachelor Party 中の アゲアゲドイツ人達
後、まぁ、旅行中の ただのコリアンガイズ と楽しくお話しできましたよ、と。



おふざけ


観光とローカルとの触れ合い以外にさらにこの旅にスパイスを効かせる為に、ちょっとふざけてみたというか・・



  • 風呂チェス」 で有名なブダペストのセーチェニ温泉で 「将棋」 をしてみる


風呂将棋




 とか、




こりゃ白い




 とか、







 とか、





  *ちなみに胸ポケットに入ってるのは「フォーク」です




 とか、




EUT_Germany1080851




・・・とかね。




まあね。。 何も聞かない、何も聞こえない。
ネタも大分ディープになってきたので、このくらいで自粛しておこうかな・・・
続きは個別の日記参照で。書いてないけど。





スライドショー動画


スライドショー動画を作ったぜ!

全写真 高速スライドショー



Flickr にUPした全写真(500枚位)をなんと 4分20秒 で見れちゃう!
もう一度言うと、 Flickr に UP した全写真(500枚位)をなんと 4分20秒 で見れちゃう! (大事な事なので2回言いました)
ウサイン・ボルト も思わず ボビー・オロゴン調で 「はえぇーーなッ。」 って言う程の駆け抜ける衝撃!
ポップな音楽と共にどうぞ。





全鉄道 スライドショー



今回はひたすら鉄道に乗り続けたので、鉄道の写真だけ Flickr から抽出してみた。


これを見れば頭の中は鉄道でいっぱい。
目の前には延々と伸び続ける線路、鳴り響く汽笛。
窓から流れる風と自然の香り。軽快に揺れる車両。ガタンゴトン!


おっと、つい新緑の自然をひた走る電車にトリップする所でした・・


スペインが誇る豪華ホテルトレイン 「寝台特急エリプソス」 や、
今年100周年を迎えたスイス随一の景勝ルート 「ベルニナ線」、
開業150年以上経過し、1998年には鉄道として初めて世界遺産に登録された
最初にアルプスを越えた世界初の山岳鉄道 「セメリンク鉄道


等々、見所たくさん。50枚位。


電車好きにはたまらないだろうけど、実は俺は興味ないので特に琴線に触れるようなことはない。


Flickrオリジナルページ



全ビール スライドショー



今回はひたすらビールを飲み続けたので、ビールの写真だけ Flickr から抽出してみた。


これを見ればお腹の中はビールでいっぱい。
目の前には隆々とそびえ立つジョッキ、弾け飛ぶ気泡。
鼻から抜ける麦とホップの香り。軽快に動く喉仏。ゴクンゴクン!


おっと、つい黄金の水面を覆いつくす白泡にダイブする所でした・・


ビールじゃないけど、ルイ14世が『王者のワインにしてワインの王者』と称えた 「トカイワイン」、
今年200周年を迎えたオクトーバーフェストには間に合わなかったけど、 「ホフブロイのヴァイスビア」、
もやしもん第8巻で『世界が驚きを以って迎えひれ伏したピルスナーの王』とか言っちゃってる
世界一美味いビールを出す店 「金の虎のピルスナー・ウルケル


等々、見所たくさん。40枚位。


ビール好きならずともこれはたまらないはず。俺からしたらもうその喜びたるや筆舌に尽くし難い。


Flickrオリジナルページ





所感


既に意外とダラダラ書いちゃったけど、全体的な感想などをさらに少しタラタラと書き連ねて終わりにしたいと思う。
(最後までお付き合い頂いた方にはプレゼントもあるよ。多分。)
実はヨーロッパはアジア程じゃないけど旅先としてはあんまり興味ないので、それほど期待してなかった所があって、
昔行ったことあるし、多分飽きるだろうなーと。笑 まぁ、実際最後の方は飽きてましたが。特に城・教会系はね。
それでも期待以上に楽しめたのはやはりこのスケジュールのおかげだと思う。
前述した通りここは賛否両論だろうけど、自分にとっては旅の難易度は旅を面白くする重要なファクターで、
それはこれまで多くの国を訪れ色々な物に触れて、感動レベルのしきい値が上がっていて、
単に観光だけで楽しめなくなってるんじゃないかな、と自己分析する。
今回現地人と触れ合ったのも、観光以外に楽しみを見出そうとした思いからかも。
そしてそれでも2週間という期間がリミットだと解った。これ以上だとどんなにスケジュール詰め込んでも
途中で中だるみしちゃうし、飽きてしまうと思う。後、終わった後に現状に戻れなくなると思う。マジで。
いつかのんびりと放浪する旅もしてみたいけど、今は未だそれをやる勇気はないし、
むしろ短期間で突き抜けた旅をもっとしたい。
同行したKazakenも同じような思考でよかった。というか、彼と行った南米旅があまりにもキレイにはまって、
それで難易度を意識し始めたところもあるのかも。


ということで、ヨーロッパ高速旅、それなりにオススメでございます。
別に国数増やさなくても難易度増やすことは出来るけど、そこはやはり多くしちゃおうよ。
国が違うと言語も違えば文化も雰囲気も違うから、毎日列車で違う言語が流れてくるとかホント新鮮だし。
東欧寄り、スラブ語派とかホント訳解らなかくて、そういう全く知らない世界を知る楽しみもあれば、
ある程度馴染みあるスペイン語やドイツ語はかなり聴きやすいのでそれでまた違った面白さがあって、
例えば、ドイツ列車内で駅に着く直前のアナウンスは、最後が 「〜レヒツ」 で終わる事がやたら多く、
そこが凄い日本語のカタカナ的発音なので記憶に残って、ずっとどういう意味なんだろうって考えてた。
日本語の「です」みたいなものかと頭をよぎったけど、日本や韓国語じゃないんだからそんな単語はないな、と笑
てか語順的におかしい。暫く聞いてるとその単語を強調してる喋り方のような気がして、何かがレヒツなんだと考える。
すると、ずっと右側のドアが開いてたのが、「レヒツ」と言わなかった時だけ左側が開いたのに気付き、
あぁ、レヒツは 「右」 って意味なんだなって解った。スッと頭の中の雲が晴れた気がして実に爽快。
単語一つを自然に覚えようと思うとこんなにも大変だけど、こうして覚えたモノはなかなか忘れない。
ちなみに 「左」 は何と言うかというと、忘れました。だって行ったの1年前だもの。


前回ヨーロッパに行ったのはもう10年も前の事で・・・
今回再来するに辺りこの10年間の変化を感じれるかどうかってのも楽しみにしていて、
懐かしさを噛み締めながら空港に着陸し、周りを見渡すと EasyJet や Ryanair 等の LCC の機体が並んでいて、
一気に、おぉーヨーロッパにやって来たなーって気持ちになって、そのEasyJet機の多さとかから、10年前と違うなー
って早々に感じて、市街はどうなんだろう? 近代的になったかな?(失礼) と思ったら、そこはあまり変わってなかった。
人々が少しマシなケータイ使ってたのと、電車でケータイ使えたくらいかな。 ってそれ日本と同じだね。
後、ビールが美味く感じて、料理も少し美味しくなった気がした。 ってそれ俺の味覚と懐の問題だね。
まぁ10年位じゃ街は変わらんのだなー、変わったのは中国位だ。
変化じゃないけど、前回との違いといったら、やはり鉄道旅ならではの国間移動の便利さ。
前回は2週間でイギリス、フランス、イタリアと3ヶ国巡ったんだけど、
イギリス入ってることもあり、移動の出入国審査時に違う国に行くって感じがあった。
でも今回訪れた13ヶ国はスイスやリヒテンシュタインなんていう非EU国までシェンゲン協定のおかげで
全てパスポートコントロールなし、もちろんビザもなく、ホントに隣町に行くような感覚だった。
めんどくなくていいけど、スタンプ押されないのはちょっと寂しい気もするなー。


街は変わらずとも自分は変わったな。当たり前だけど。だから同じ都市に訪れても違う旅になる。
前回の写真を眺めてたら、パリのコンコルド広場で似たような構図で撮ってる写真があったので、
ホントはもうお蔵入りに死ぬほど恥ずかしい写真なんですけど、最後に恥を忍んで、
劇的Before-After 載せちゃいます。



10年前


コンコルド広場にて 2001

2010年現在


コンコルド広場にて 2010




Kazaken 変わってねーなーw








以上、 JUSKEまとめ でした。






完


アデュー!











                                • -

(おまけ)これまでに行った国



visited 37 countries (16%)


更新しました。
実は 「30歳までに30ヶ国行く」 ていう目標があって、
ちょっと達成がしんどそうだったので今回ヨーロッパに行ったってのがあります。
日本到着2日後に無事30歳になり、逆に大幅達成の 37ヶ国 と相成りました。めでたしめでたし。


てかいつ中東行けるんだろう。後、いいかげんイグアス行きたす。。