元気がなければ何にも出来ない
〜さらに走ること1時間〜
Kazaken死亡!
…このあまりにも直角過ぎる死に様が症状のヒドさを物語っている。。
4500mが限界のようでした。。アーメン。
しかし、旅は続く。
また雰囲気変わって、辺りには砂漠が広がる。
ドライバーが何か言ってたんだけど、
スペイン語しか喋れないんで…よく解らずここはスルー。
…この上の風景見覚えあるでしょうか?
実は学校の教科書とかに載ってた
シュールレアリズムの画家ダリの絵のモチーフとなった所らしいです。
『Roca de Daly(ダリの砂漠)』 というそうな。
(写真撮ってあってびっくり
そして相方死亡のまま… 次の目的地 『Aguas Termales(つまり ”温泉”)』 に到着!
しょうがないので一人で入ってこよう…。
高山病に風呂はNGらしいけど、あまり温まらなければ大丈夫かな。
こんな所で温泉に入れる機会なんてそうそうないだろうし。
ほっと一息♪
てか、うーん、、結構ぬるいなぁ〜〜。
外が寒すぎるんで、これは か・な・り温まらないと 外に出れねーぞ。。
泳いだり・・・ 座禅組んだり・・・笑
あ、もちろん水着着用ですっ
適度に温まり、出ると同時に即着替え!
再び、旅を続ける・・・。
また1時間程走ると・・・
今度は 『Geyser Sol de Mañana (”間欠泉”)』 !
足元はボコボコ・・・
辺りにはヒドイ硫黄臭が立ち込め・・・
常時噴き出している蒸気で一面真っ白に・・・
ここは、地獄か・・・!?
…そんな中、遠くではドライバーのオスカがランチの準備を始めている
(Kazakenはまだ死んでいる…
うーん、よりによってココでですか。。
標高は5000m近いし、最悪の場所のような気がするが…
まぁ腹減ってきたんでよいか。
で、メシを食おうと思ったその時、
突然の嘔吐!
なんだコレ・・・
頭も痛くなってくる・・・
これは硫黄臭のせいだけじゃないな、
遂に ”高山病の発症” だ! しかもあまりにも唐突にっ
車内から出てきたKazakenも吐いてる…
ランチ終了。
見かねたオスカが、何か言ってくるが、何言ってるかよくわからん。。
取りあえず今日はもう止めて寝ようみたいなことだな。
って、おいおい、観光は!?
ムリしてでも行きたい気持ちはあるが、症状はどんどん悪化していく…
今日行く予定の場所は明日周れるようなことを言ってるが、本当か??
てか明日回復するのか…??
いや、メインは3日目の ウユニ塩湖だ。
それまでに復活すればこの際いいだろう。
休もう。
オスカ案に賛同し、また車を走らせる…
車内には死体が2つ…
15:00 当初予定と違うドミトリー宿に到着
意識朦朧としてて、記憶薄いが…
ふらふらになりながら、そのままベッドに直行した…
…
… …
死亡
…寝ると高山病は悪化するので起きてた方がいいのだが、
なんかそんなこといってられない。起きてらんない。。
倦怠感がすごくて水も薬も飲む気になれん。(あ、高山病の薬買うの忘れてたなぁ…
用意してきたブリーズライトも使わず、ひたすら寝続ける。。
途中起こされ、高山病によく効くという、 ”コカ茶(Mate de Coka)” を飲まされる。
おぉ〜これが有名な… ブログとかでも効くと書いてあったので気合い入れて飲み干すも…
2分後には全て戻した (クソー
宿泊客の外人から吐き気止めの薬を貰い、飲んでまた寝る。。
(グラシアス、マジグラシアス。。
ディナーは、食うとまた吐くのでキャンセル。食欲もない。
後14時間。明日の朝までに体調を復活させねば…。
夜は流石に寒く、帽子・マフラー着用で毛布にくるまる。
吐き気は落ち着いてきたが、頭はガンガンする。。
2時間起きくらいに目が覚め、
体調が回復してないことに焦りを感じつつ、また寝る・・・ひたすら寝続ける・・・
”この体調のまま、何も出来ず終わるのか…?”
”ここまで来て、ウユニ塩湖スルー??”
”てか無事帰れるのか…?”
様々な想いが頭をよぎる…
綿密に組んだスケジュールも、体調崩せば意味をなさないんだなぁ。
全く考えてなかったな…。キツキツにし過ぎたか…。
⇒ つ・づ・く