赤坂に住む隊の旅記録

六本木ヒルズで働くIT夫と大手町で働く弁護士妻の旅記録です。

緊急ミーティング


4:30 クスコ着


”クスコ” とはケチュア語”へそ” を意味し、
彼らの世界観の中心、インカ帝国の首都だったところだ。






それにしても、やはり早く着き過ぎてしまった…。
今日は昨日と違ってゆっくりDay なんで、
バスタミ内で少し明るくなるのを待とう。(客引きウザイー




スケジュールも結構適当で、
昼くらいにクスコを出て…
夕方くらいにマチュピチュ山麓の村アグアス・カリエンテスに
着ければいいかな、と。






取りあえず、朝食だな。
6時半からやってる店があったので、
開店に合わせて着くようにバスタミを出る。




客引きうざーい きたなーい




クスコのバスタミは郊外にあって、ギリギリ地図に載ってない。。
目当ての店は中心街にあるけど、まぁ多分歩いていける距離なんで歩いていこう。
時間あるし。


大分標高下がってきたけど、ちょっと寒いな。 (上写真の服装参照
そして、郊外だけあって道が汚い。。 (同上写真参照







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途中寄り道しつつ歩いてたんで1時間くらいかかったか・・




街の中心、『アルマス広場(Plaza de Armas)』 到着。


カ・テ・ド・ラ・ルー♪ アルマスあるます




流石にキレイ。
ちなみにこの ”アルマス広場” というのは中南米の至るところにある。
スペインのコンキスタドール達の町造りはまず中心にアルマス広場を
おくことから始まるからだ。


さらにインカ帝国の町造りも広場中心だった為、
この町の見所は全てこの広場周辺に集まっている。便利、便利♪


インカ時代のレンガ造りの家の中にポツポツと教会やカテドラルが立ち並び、
なんとも不思議な感じがする。








カテドラル横のカフェで朝食。
窓からは ”ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会”(長い・・) が見える。


ひそやかな・・




オーダーはこの店オススメの たっぷりヨーグルト♪ (&ローストポークサンド


L.ヨグルティがいっぱいいる




朝っぽくていいですねー。健康的♪











朝食を終え、そのまま広場周辺を観光。


有名な ”12角の石”


パズル




インカの石材建築技術の象徴ですね。
「カミソリ1枚通さない」 と語られるとおり、
本当にピッタリと積み上げられている。
もはやカミソリの刃なんていうレベルではない。


全て4角形で済ませられる筈なので、
この12角の石には何か意味があるとかないとか。
クスコの地ビール ”クスケーニャ” の瓶のデザインにも使われてます。


こんなものが、普通に町中で見れるんだから凄いよなぁ。








さらに、 ”14角の石” というのもある。


悪ノリ?




拡大すると・・・


インカ← →スペイン




これはちょっと悪ノリ感がありますね(^^;
おもしろいのは、右側のスペイン統治後に作られた壁との対比。


精巧に造られたインカの石組みはスペイン人に破壊することを諦めさせ、
インカの土台の上にスペインの教会を造ったりしている。
インカ時代の神殿はないけれど、この土台、石組みだけは町の至る所に残っており、
スペイン統治後に造られたそれとのミスマッチがなんともおもしろい。






インカ← →スペイン

インカ← →スペイン









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さて、そろそろマチュピチュ山麓のアグアス・カリエンテスへ行くか。




アグアス・カリエンテスまでは、
ペルーレイルという列車で行くしか方法がない!(徒歩除く
周辺に車道がない為だ。



で、さらに クスコ発の列車は早朝に2本あるのみ!
もう既に今日列車に乗ることは不可能なのだが…


このクスコ発の列車、アグアスに行く途中にオリャンタイタンボという駅で停まる。
で、このオリャンタまでは車道があるので、バスやらタクシーやらで行くことができ、
オリャンタ−アグアス間の列車は1日数本運行しているのだ!




位置図はこんな感じ





もちろん僕らはオリャンタ組。
早速オリャンタ行こうと思ったけど、
街中で呼び止められたツーリストポリスに、
「オリャンタからでも列車のチケットはクスコの駅で買って行け」
みたいなことを言われたので…、一応従ってみた。








…駅のチケット売り場は小奇麗で、英語も通じる。


早速チケット購入を試みるが・・
開口一番 「今日はもう列車ない」 みたいなこと言われ・・。


そんなの知ってるよ、クスコじゃなくてオリャンタ発のチケットをくれっての。


納得したようにまた調べ始め・・




受付 「 オリャンタ発ですと、18時58分の列車があります




おそっ




しかし、もうその列車しかないらしい。ホントかな〜。
クスコ発の列車は前日に予約した方がいいらしいけど、
(日本人は1ヶ月以上前からネット予約して行く人が多い)
オリャンタ発もそんなにないとは・・・。




しょうがないから、、




俺「じゃあそれで。」


受付「復路はどうしますか?」


俺「明日の午後一くらいでお願いします。」


受付「明日ですと・・・5時35分か9時30分しかありません。」




なっ!?




えぇーー!? あほかー。
今夜着で明日午前発って…それ何しに行くんだっつー感じだろ。




これはヤバイ。。明日クスコに帰ってこれない。。。




てことで、取りあえず往路のみ購入し、
場所変えて作戦会議だっ











〜作戦会議〜


場所:変な壁画がある公園

作戦会議中です。暫くお待ち下さい。


ってそんなことはどーでもいいー






俺「まいったねー」
K「まいったのー」


俺「アグアス行けば買えるんじゃない?」
 「当日券とかあるでしょ」
K「現地人しか使用出来ない車両とかね」
 「…只、確証がない」


俺「んー、でも最悪アグアスでもう1泊することになっても…」
K「最後の予備日があるからねー」


俺「大丈夫か。でもここで1日使いたくねーなー」
K「まぁ多分、列車はあるよ」

俺「そうだな。てか明日か明後日になるかわからんってことは…」
K「問題はナスカ行きのチケットだな」
 「明日帰ってこれるなら今日中に買っておきたい」
俺「そうそう。明日だと結構時間ギリなんだよな」
 「2日分買っておくか」
K「それ、いいね」


俺「あ、でも、明後日ならもっと早く帰ってこれるんじゃない?」
K「あーそうだっ」


俺「取りあえず、明日の1番遅い時間のバスを買って…」
K「なんとかそれに間に合うように帰ってこれればベスト」




俺「今日はどうする? もう行っちゃうか」
K「ここにいてもしょうがないしな、オリャンタで時間変更出来るかも知れんし」




〜作戦会議終了〜









先ずは明日のナスカ行きチケットを購入しに再びバスタミへ。
歩くのしんどいんでタクシーで。




郊外に作らないで・・




バスタミ内のブースをざっと見て周ったところ、ナスカ行きのバスはどの会社も17時発だ。




17時は厳しいなー。もう少し遅い時間じゃないと危険だ。。
バス会社にかたっぱしから聞きまくる・・





……




そして、1社だけ20時発というのがあった!
しかも結構車体のグレードもいい。もう即決っ
ランクを選べたんで1番高いのにした。( ←完全に明日帰って来れる気でいる
夜行バスはリラックスしたいしね。


LITORALばんざーい








よし、これでクスコでやるべき事は終わった。
またタクシーに乗り、オリャンタ行きのバス乗り場へ・・・




向かうが、
タクシーのおっちゃんが、


「オリャンタまでタクシーでいけるよ」


って。
まぁそれは知ってるんだけど…
一応値段聞いてみたら、80ソル(=3千円ちょっと)だと。


2時間近くかかるから、日本で考えれば安いなぁ。
でもバスだと…、5ソル(=200円)か・・・やっぱないな。


そしたらちょっと値段下げてきたんで、
交渉してたら、60ソルになった。






…なんか面倒だからこのまま行っちゃうかぁ。流され系はイヤなんだけどなぁ。
てことで、バス乗り場スルーしてそのままオリャンタへ。






で、このタクシーが意外によかった♪
途中、高台で停まってもらってクスコの全景写真撮れたし。




茶いろーい<P>


一面オレンジ色の瓦屋根が並んでて・・すごいすね。
ちなみにクスコはこの街全体が世界遺産として登録されている。





クスコを過ぎてもずっとキレイな景色が続く。


タクシー最高!


周りには常にアンデスの雪山が…。










11:00 ウルバンバ着


クスコとオリャンタの中間にある町。
ここでもちょっと休憩した。バーニョ休憩も思うがまま。笑


バンバ、バンバ、ウルバンバ♪






ここから先は、線路と平行して走る。


線路はつづくよどこまでも


ペルーレイルかな。
でも地図で見ると違うような。。
オリャンタまで鉄道だとどんな景色なんだろうなぁー。
知ってる人教えてください。






 



11:30 オリャンタイタンボ着


いやー暑い!暑い!




暑いっ!


いきなり夏になったかのようだ。
服を2枚脱ぎ、駅へと向かう。(遠いーーっ 荷物重いーーーっ




最初しれっと、チケット見せて改札突破しようと試みるが…
ちゃんと時間確認され、NG。(そりゃそうだー




しょうがないので駅受付に時間変更の交渉しに行く。
変更NGで新規購入もムリならここで7時間待つしかない。。
(そしたらオリャンタ遺跡行くか。。




が、意外にもすんなり時間変更OK!
しかも12時10分発という、超直近の列車だ♪
(只、時間によって料金違うので、差額の3$だけ支払った。
てかクスコでは満席って言ってたのに、やっぱり空席ありやがった!


こりゃ帰りの列車も問題なく買えそうだ。




こんなにうまくいっていいんだろうか(^^




変更完了♪ 時間で値段違いすぎ


 : 時間変更による差額支払いの領収書


 ペルーレイルの時刻表(オリャンタ⇔アグアス)




 *旅情報 : マチュピチュへはオリャンタに行ってチケット買いペルーレイルに乗ろう!