コリブリは飛んで行け
-朝焼け-
寝起きもいきなり写真撮りますっ笑
いやぁ完全に熟睡してたな〜。
夜中のアンデス越えなんでもっと寒いかと思ったが、
全然大丈夫だった。高いバスにしといて正解といったところか。
窓が少々曇っているので、
やっぱ外はかなり寒かったんだろうな。
…てか、暑くなってきた。。
もう大分山道を下りてきているのだろう。
ナスカは 標高620m の砂漠地帯だからな。
これまでの旅とうって変わって、いきなりの 灼熱。
この気温差はしんどい…。
植物もほとんど無くなり、
サボテンがちらほら・・・
絶景続きだ!
9:30 ナスカ着
この町にきた理由はもちろん、
『ナスカの地上絵(Líneas de Nazca)』 を見るためだ!
バスを降りた瞬間、速攻客引き連中がアタックしてくる・・・
あまりにもソッコー! 安西先生もビックリ。
いきなりエジプトっぽい雰囲気を受けてちょっとげんなり。。
いや、エジプト自体はすごい好きなんだけどね。エジプト人が…。
まぁでもココは客引きうざかったけど、
そんなふっかけてくる訳でもなく、何処も大差ない値段で内容も同じだったんで、
詐欺とかはなさそうすね。
有名な観光名所だからしょうがないか。
客引きである程度雰囲気や気分が壊れるのは…。
一応、バス乗り場前で話しかけてきた会社は断り、
町をぶらつき適当な旅行会社に入る。
”アエロパラカス(Aeroparacas)” ってとこ。
45US$ で飛行時間は35分くらいだったかな(もちろん全部の絵を見る
空港までの送迎付き、荷物も預かってくれる。
オフシーズンの相場っぽかったんで、さくっと決めちゃいました。
只、会社よりも見る時間帯がちょっと気になって時間食ってしまった。
やっぱり朝一か夕方が空気がクリアで見やすいらしいので、
今はもう朝一じゃないよなぁ〜…と。
ナスカで夕陽を見たいというのもあって、
今日中にリマに行くか、明日にするか… っていう
フライトとちょっと関係ないところで悩んでました(^^;
…結局、即乗る事に決定!
タクシーで空港まで送って貰い(5分くらい)、しばし待機。
10分待ち位ですぐ乗れるらしい。
結構頻繁に飛んでいる。よかった。よかった。
で、いよいよ、僕らの番・・・
セスナはパイロット入れて6人乗り。
パイロットから色々説明受けた後、順番に乗り込む。
全ての地上絵を左右両方から見れるように飛ぶらしいので、
席はそれほど問題なさそうだ。
パイロットが何か叫んだら羽の先の真下を見るという事を覚えておけばOK。
いざ、、、出発っ・・!!
ナスカの町並みがあっという間に小さく。
やっぱ飛行機は早いなー。
遠くには、意外とマイナーな…
世界最大の砂山 『セロ・ブランコ(Cerro Blanco) -標高2070m- 』 が見える。
(*真ん中の白いやつね
そして、いよいよ、地上絵1発目・・!
パイロット「右下を見ろ! クジラの地上絵だっ!」
俺「きたか!」
K「どこどこ!?」
俺「どれっ!? どれっ!?」
「あ! あったあった!! アレだ!!」
K「あーあったあったあった! クジラだぁー!」
俺「よしっ! 撮った! 完璧!」
− クジラ(La Ballena) −
…まるで戦場。(はしゃぎすぎ・・
ナスカの地上絵って、思ったより小さいくてかすれてて…
っていうあまりいい感想は聞かないんだけど…、
なかなかおもしろいじゃん♪
期待値が低過ぎたったのもあるけど(^^;
意外と見えるし。時間帯とかで違うのかなぁ。後視力とか。(2.0です!
つづいて・・・
パイロット「トライアングルの地上絵だっ!」
俺「トライアングル!?」
K「どこどこ!?」
俺「どれっ!? どれっ!?」
K「わからーんっ」
俺「見えーんっ」
k「とりあえず撮っとけっ」
俺「ダメだぁ 間にあわーーんっ」
− 三角形(El Triángulo) −
失敗。
・・・。
まぁいいや、トライアングルなぞどうでもいいだろ。
次は結構重要だから気合い入れていこう!
パイロット「アストロノゥ〜トっ!」
俺「いたいたー!」
K「これは余裕っ! 超よゆー!」
俺「余裕すぎっ!」
− 宇宙飛行士(El Astronáuta) −
…んな感じで、次々と。
(よく撮れたのだけ紹介
− サル(El Mono) −
− コンドル(El Pájaro) −
− クモ(La Araña) −
そして、いよいよ目玉というか、
俺が1番好きな・・・
− ハチドリ(El Colibrí) −
このデザインは 神 ですね!
そしてネーミングセンスも。確かにハチドリですよ。
英語ではHummingbird。もう名前からしてかっこいい!
最後、
− 手(Las Manos) −
道路沿いにミラドール(観測塔)があるんで大きさのイメージがつくのではないかと。
地上絵の中では小さめの45mです。塔の上からでも確認可能。
以上、30分強の空の旅でした。
結構旋回激しいんで、酔いますた。。。
アディオス、ナスカの地上絵たち・・・
↓ 動画
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12:00 ナスカの町帰着
いやー、楽しかった。
もうナスカ満喫♪ 満喫♪
あれだけナスカ軽視してたKazakenも、
「この旅1番おもしろかった」 とかほざいてるしっ。
さて、地上絵以外はあまりめぼしい所なさそうだし、
夜行バスは止めて今日中にリマに行ってしまうか。
てことで、早速チケット購入。
14時半発のバスだ。…意外と早いな。
急げば、 ミラドール 行ってランチくらいは出来るかな。
『ミラドール(Mirador)』 ってのは、
ドイツの地上絵研究家 マリア・ライヒェ女史が建てた観測塔。
さっきのセスナからも確認出来た、手の地上絵の近くに建ってたやつですね。
セスナならあっという間だったんだけど、
タクシーだと30分くらいかかる。。ギリっす。
ちなみにタクシーであんな砂漠の中に行ったら、
戻ってこれないのでは? という心配は無用。
この町のタクシー運転手はツアーガイドとなんら変わらない。
このミラドールへのツアーももちろんあるんだけど、
それに申し込んでも旅行会社はお抱え(?)のタクシー運転手呼ぶだけで、
マージン取られる分高くなります。
直接タクシー運転手に話した方が安上がり。
というか、町歩いてれば勝手に話しかけてくるけど…。
このいちいちタクシー運転手に話しかけられるところが
エジプトそっくりなんだよなぁ…。ウザイ。
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パンアメリカンハイウェイをひた走り、
ミラドール手前にある、 ”ミラドール・ナチュラル” と呼ばれる小高い丘へ。
この丘の上からは放射状に延びる53本の線が見えるらしい。
タクシー運転手のカルロスから簡単に説明して貰った。
…いまいち何言ってるかよくわからなかったけど。
一応、ちゃんとガイドっぽい事するんだな。
丘に登ってみるも、ハッキリ言って線はよくわからかったな。
なんてことのない只の丘だ。
1番見晴らしがいい所に変な筒が立ってるくらいで。笑
俺「これは何?」
カルロス「ここには線をはっきり見る為の望遠鏡があった。」
俺「今は筒がゴミ箱になってるね・・・。」
カルロス「・・・確かに。」
俺「…。」
(*実際は英語です
…さて、本命、 ”ミラドール”
俺「…意外と小さいね。」
カルロス「うん、まぁまぁね。」
俺「…。(小せぇよ)」
でもしっかり、”手” と ”木” の地上絵が見えた。
写真は微妙だけど、肉眼ではくっきりと。
遠くにはトルネードなんか見えちゃったりして。
(*左端です
…てか地上絵大丈夫か!?
それよりも、車の侵入やエルニーニョによる
降雨の影響がかなりひどくて、破壊の危機にたっているとか・・。
恐らくいつかは消えてなくなるんだろうな
どれくらいの年月なのかはわからんが…
…さて、
また真っ直ぐのびた パンアメリカン・ハイウェイ をひたすら走りナスカの町へ・・
そしてナスカともお別れだ・・・